国内外の監督にスポットを当てる第1回「ディレクター・フォーカス」として、スタジオ地図・細田守監督作品の特集上映が決定!
明日8月1日(金)には、夏映画の金字塔『サマーウォーズ』が金曜ロードショーで放送され、先日、第82回ヴェネチア国際映画祭および第50回トロント国際映画祭に相次いで選出された最新作『果てしなきスカーレット』も大きな話題となっている細田監督。初期作品から現在に至るまで、その華々しい功績と魅力満載の作品の中からその名を一挙に映画界に轟かせた『時をかける少女』、2021年に公開され、細田監督作品の中でも歴代1位の興収を記録した大ヒット作『竜とそばかすの姫』といった人気作を特集上映します。
【アーティスティック・ディレクター:数土直志 コメント】
細田守が「時をかける少女」で映画界にセンセーションを起こしてから20年近くが経とうとしています。以来、細田守は長編アニメーションという表現手段を通して、「家族」「親子」「青春」「自己発見」といった普遍的なテーマを語ることに傑出した才能を見せてきました。描かれる世界はしばしば現実を飛び越えることで魅力を発揮します。そしてそれは国境を越え、熱狂を生み出してきました。
細田守は、いまや世界を代表する映画監督のひとりです。作品を一望することで、現在のアニメーションという映像表現のあり方、到達点も見えて来るはずです。その映像、テーマは時代を映す鏡でもあるのです。